- コラム
- 2025年5月16日
【外壁塗装の目安③】ヒビ割れ・クラックについて
こんにちは!
小山塗装工業の小山です🌻
これまで数回に渡り外壁塗装の目安についてお伝えしてきましたが、
皆様にわかりやすく伝わっていますでしょうか?😣
「もっとココを詳しく知りたい!」などご要望があればぜひお問い合わせしてください!
建物診断やお見積りだけでなく、ブログの内容についてもご意見をお聞かせいただけると嬉しいです♪
さて、今回は、外壁塗装の目安③【ヒビ割れ】についてお伝えしていきたいと思います。
ヒビ割れ(クラック)とは?
クラックの種類と発生原因
クラックには主に以下の4種類があります。
それぞれの特徴から、ご自宅で発生しているクラックがどの種類に当てはまるかを確認してみてください。
ヘアークラック
髪の毛(ヘア)ほどの細いクラックという意味で「ヘアークラック」と呼ばれ、クラック幅0.3mm以下、深さ4mm以下の微細なひび割れを指します。
種類を問わず様々な外壁材に発生しやすいひび割れの症状で、外壁表面(塗膜)だけが微細にひび割れているヘアークラックの状態であれば、
柱などの構造材やコンクリート内部の鉄筋の錆にも今すぐは影響しません。
そのため、緊急性という点で見れば慌てて補修を行う必要のないクラックです。
ヘアークラックは外壁塗装で改善できます✨
住宅の塗装を検討する際には塗装業者に気になる点として伝えておくと安心です。
ヘアークラックの原因
塗膜の経年劣化
塗膜に発生しているものであれば、まずは経年劣化が考えられます。
雨風や紫外線の影響を受けて劣化した塗膜が、素地の膨張収縮に耐えられなくなることで亀裂が発生します。
施工の問題
もし万が一、塗料の耐用年数と比較して極端に短い期間でヘアークラックが発生してしまったような場合は、施工時において塗料の乾燥時間が適切ではなかった、また素地と塗料の相性や特徴を理解しないまま業者が施工してしまったなど、施工過程が原因の可能性も考えられます。
構造クラック
構造に影響を及ぼす可能性の高い深刻なひび割れ(クラック)です。
幅0.3mmを超える大きさのクラックは、内部から外壁材そのものが割れている可能性が高く、ヘアークラックと比較しても緊急性の高い状態です⚠
建物自体の強度の低下や雨水の浸入による外壁の劣化、腐食といった被害を招かないためにも、発見しましたら専門業者に点検・メンテナンスを依頼しましょう。
構造クラックの原因
原因としては微細なクラックだったものが構造クラックへと進行したり、地震や地盤の動きといった外的要因などによるものです。
建物の構造的欠陥とも関係があり、筋交い等の不足などで建物が受ける想定以上の揺れ・歪みといった力が外壁材に働き、構造クラックを発生させることもあるのです。
開口クラック
乾燥クラック
クラックの幅で補修必要度をチェック
クラックの種類や発生原因をご理解いただいても、ご自宅に見られるクラックが
「すぐに補修が必要なクラック」なのか「様子を見ても問題のないクラック」なのかを判断するのは難しいことでもあります…
一つの目安として、クラックの幅で補修必要度を見ていきましょう🔍
<幅0.3mm以下のクラック>
構造に直接影響を及ぼさないヘアークラックであることが考えられるため、補修の緊急性は低いです。
ただし、ひび割れの進行には注意して見守りましょう。
ヘアークラックは外壁塗装で解消することができる他、0.3㎜以下のひび割れはDIYによる補修も可能です(2階部分の外壁など高所を除く)。
<幅0.3mm〜1.0mmを超えるクラック>
0.3mm〜1.0mmの幅は構造クラックの可能性がありますので、できれば早めの補修によって先手を打つべきです。
クラックが広がり、大規模な補修が必要になってしまう前に、まずは専門業者に点検を依頼し、補修方法についての相談をオススメします。
<幅1mmを超すクラック>
お住まいに深刻な劣化を招く可能性があるため、補修の必要度はかなり高いです。
見つけ次第、専門業者の点検と必要な補修を行うようにしましょう。
構造クラックであるため外壁表面だけでなく、下地や構造部分についても適切な補修が必要になります。
<幅3mmを超すクラック>
クラックがかなり進行している状態。
長期間放置されていた状態であれば雨水が相当量建物内部へ浸入し、構造部分にも影響を与えている可能性があります。
今すぐ改修が必要なレベルだと言えます。
小山塗装工業の無料の建物診断、お見積りをぜひご活用ください!
次回のブログは、【外壁塗装の目安④】塗装の剥がれについてお伝えしていきたいと思います😊
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