塗装は、外壁の状態や屋根の状態などを調査して正確にやるべきかまだやらなくても良いか判断します。そして、その劣化具合は塗料の種類によって進行速度が異なります。
当然ながら、耐久性の高い塗料は劣化しづらく、耐久性の低い塗料は劣化しやすくなります。耐久性の塗料を使えば、塗装の間隔は伸ばすことが可能といわれています。

しかし、コーキングの寿命に注意

いくら塗料の耐久性が高くても隙間を埋めるコーキングの寿命が先に来てしまい、浸水や凍害の原因になってしまいます。
そのため、20年持つといわれる塗料を使って塗装したとしても、10年ほどでコーキングの寿命が来てしまい、残りの10年間を無防備で雨風・雪にさらしてしまいます。
また、コーキングだけを交換するとしても足場の設置など費用はかさむため、結果的にコストパフォーマンスが悪くなってしまう可能性もあります。

条件さえ整えば、塗り替え工事は年中できます。
しかし、北海道の積雪シーズンには施工ができないため、4月〜11月までの間となります。その中でも、ベストシーズンは塗料の硬化・乾燥に適した気温15～30℃、湿度75％以下の時期です。
北海道でこの条件が揃いやすいのが、 5月、6月、9月です。

塗装に向かない時

積雪シーズン以外は施工できるとはいえ、以下の気温や湿度、条件の際は塗装工事に向きません。
● 気温5℃以下
● 湿度85％以上
● 雨や雪が降っている
● 塗装面の温度が高すぎる
● 結露している
以上の条件により、夏にも制約を受ける日が多くなります。
そのため、外壁塗装は春や秋が適した時期といえるでしょう。