- コラム
- 2025年6月18日
【外壁塗装】凍害とは【札幌にお住まいの方必見】
こんにちは!小山塗装工業の小山です😊
最近、関東などで梅雨入りが発表されましたが、
札幌も不安定な天気が続いてますね☔
気温変化も大きいので、皆さんも体調には気を付けましょう!
外壁に起こる凍害について
さて、本題に入りますが、
【凍害】という現象はご存じでしょうか?
凍害とは、外壁材が吸水した水分が凍結と融解を繰り返すことによって、劣化していく現象のこと。
塗装がボロボロに剥がれたり、外壁材が割れてしまったり、材料自体が劣化することです。
そして、凍害は外壁に起こるヒビ割れ・腐食・サビなどの症状の中でも、
もっとも危険な劣化の症状の一つです。
凍害を放置しておくと建物の構造そのものにも重大な障害が発生しかねないため、
凍害を発見したらすぐにでも対策を取る必要があります。
凍害が発生しやすい地域
とくに北海道や東北地方など極寒地でよく発生する現象ですが、
劣化の程度に差はありますが、寒い時期は全国で起こる可能性があります。
北海道は凍害発生率が高い!
また、家の立地によっても劣化状態に差がでます。
例えば、北側の外壁やコーキング周辺、窓サッシの下など、
日が当たらない場所や湿気・水がたまりやすい場所は、より一層発生する可能性が高まるため注意しましょう。
凍害の種類
凍害の症状には、代表的な3つの種類があります。
① ひび割れ
外壁塗装にひび割れが発生=コンクリート内の水分が凍結・膨張した際にヒビ割れが生じる現象です。
最低気温が−2度以下になると発生しやすくなります。
② スケーリング
スケーリングは、コンクリート内の水分が凍結・融解を繰り返すことで
外壁表面のセメントペーストが剥がれ落ちる現象です。
ヒビ割れと同様で、−2度以下になると発生しやすくなります。
③ ポップアウト現象
コンクリートの表面が薄皿状に剥がれ落ちてしまう現象。
凍害が起こる原因
凍害が発生する主な原因は、経年劣化です。
凍害が起きやすい窯業系サイディングは、経年とともに塗膜の効果が少しずつ失われ、
水を吸収しやすい状態に。
外壁が水を含みやすくなると、水の入り込んだ箇所では夜間など、気温が下がると凍結し、
素材が膨張や縮小を繰り返すことで塗料の表面に障害を引き起こします。
こうして発生した剥がれやひび割れを凍害と呼ぶのです。
※窯業系サイディング=セメントと繊維質を主成分とし、高温で焼成された外壁材
凍害は外壁の素材が低温で凍結することによって発生するため、
寒冷地や日本海側の湿地で起こりやすい現象です。
窯業サイディングは凍害を引き起こしやすい外壁材です。
しかし窯業サイディング自体の耐用年数は約40年と長い特徴があります。
この耐用年数を保つには、メンテナンス(塗り替え)を7~8年で行っていかなくてはいけません。
凍害はどこに発生するのか
凍害はコンクリート部分に発生しやすいですが、その他の場所にも起こります。
・キッチンやバスルームなどの水回り
・室内と室外で室温が違う場所
・バルコニー
・アルミサッシ
・窯業系サイディングボードの外壁
など… 凍害は水回りに発生しやすい障害です。
凍害は外壁の表面にできるだけでなく、外壁の内部にも深刻なダメージを与えることがあります。
日当たりの良い箇所であれば水分を受けてもすぐに乾きますが、
北側の日の当たらない部分はそうでないため、冬場の凍結を招いてしまいやすいです。
このように、凍害の発生しやすい箇所については特に注意して点検やメンテナンスを行う必要があると言えます。
対策と対処方法
外壁塗装は定期的に行うべきものですが、
同時に凍害などの被害が発生していないかどうかの点検にもなります。
凍害は目に見える障害ももちろんありますが、
素人目ではわからないような箇所に被害が出ていることもあります。
外壁塗装をしっかりと行うことで、こうしたチェックの漏れを防ぐことができ、凍害を未然に防ぐことが可能です。
凍害を発生させないための対策
特に凍害が起こりやすい地域 [札幌の方は要チェックです!] に住んでいる方は、
ちょっとした対策でも凍害を未然に防ぐことができます。
・定期的に水回りやコンクリート部分のチェックをする
・築10年経っている場合は専門業者にみてもらう
・窯業系サイディングボードを使用している場合は新築から7~8年で専門業者にみてもらう
凍害を放置した場合…
凍害というのは、発生してしまうと建物の内部にまで被害が浸潤してしまうこともあるため、
場合によっては大規模な補修工事をしなければならないこともあります。
サイディングを張り替えたり、下地を補修したりすることもあり、そうなると工事の費用も嵩むことに…
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そうならないうちに対策を取ることで、工事の費用を抑えることができるとともに、
建物の外観や内部構造を守ることにもつながります。
外壁塗装はもともと定期的に行うものなので、だいたい10年くらいの周期で工事をしてもらえば、
凍害の被害にあうことなく常にきれいな外観を保つことができるはずです。
凍害は素人が見てもなかなか判断できない障害?!
なので、専門業者に見てもらうことが一番安心な解決方法です。
凍害はただ単に塗り替えただけでは直りません。
凍害が発生した状態のままその上から塗装をしてしまうと、
高い確率で再び塗装の剥離を起こしてしまいます。
そのため、点検やメンテナンスは自己判断ではなく、プロにお願いしましょう。
小山塗装工業は無料で建物診断を行っております!
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